住宅リフォーム

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今夏、7月から8月にかけて完成した
2件のリフォームをご紹介します。

1件目はマンションリフォームです。
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ダイニングからキッチンが見えないようにしたいという
お施主様のご要望を受け、二つの部屋の間にナラ材で作った
格子の間仕切りを取付けました。
格子の続きにあるダイニングのドアも工房で制作した
ウォールナットのドアに取り替え、壁一面が無垢の木で
作られた空間になりました。
全体的に白を基調としたマンションが、無垢の木の間仕切りを
取付けるだけでとても落ち着いた雰囲気になり、
趣味の良いお施主様の家具や雑貨をセットすると
まるでインテリアショップのようなとても素敵なダイニング
スペースになりました。


もう1件は、古い木造一軒家のリフォームです。
80歳を過ぎるお施主様のお母様が病院から
退院して来られるのを機に、お母様の住み良い家にしておきたい
というご依頼でした。
ご老人にとって住みやすく、且つ過ごしていて嬉しくなるような
「のるすく」ならではの雰囲気をどう作るか。
機能性とデザイン性両方を兼ね備える空間を短い工期に作り上げ
なければならない難しい仕事でした。
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脚の弱いお母様が動きやすいように、動線の各ポイントに合わせて
手すりを取り付け、多くの家事が一つの場所で済ませられるように
家電や、インターホンモニターが使いやすい位置に配置できる家具を
特注で制作しました。
また古い木造民家では隙間風が入りやすく、冬に特に寒くなるので
主な生活場所となるリビング・ダイニング・廊下に床暖房を施工し、
さらに隙間風対策にリビングの腰窓と廊下一面の窓の手前に
障子引戸を取付けました。

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新しく入れる建具のデザインを統一。
床暖房でも無垢のフローリング(床暖房対応品)を使用したり、
お施主様の奥様がセレクトした上質の障子紙を使うことで
質の高い空間になりました。特に雰囲気を壊しがちな手すりも
無垢の木を使用したオリジナルのデザインにこだわり、
空間に楽しさをプラスしました。
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引渡し当日にお母様が一時退院してこられ感想を直接伺う機会がありました。
「早く元気に退院したいという気持ちにさせて頂きました。」
というお言葉を頂きスタッフ全員本当に嬉しい気持ちになりました。

2009年08月17日 17:23

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